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Miku-nical「みくにかる」
ー宇宙館ーつかさの星の部屋
 

オリュンポスの神々

ゼウス

ギリシア神話における主神です
クロノスレアの末子で、兄弟のハデスポセイドンと世界を三分し、天空を支配しています。
を武器とし強大な力を示すと同時に、他の女神や人間の女性との間にさまざまな神々や英雄達をもうけています。
女性にいいよった時に化けた様々な姿(「
おうし」や「わし」など)が、星座ともなっています。
ローマ神話では「ジュピター」となり、「
木星」の名前にもなっています

ヘラ

クロノスレアの娘で、ゼウスの正妻です。結婚や出産をつかさどり、家庭の守り神でもあります
彼女は嫉妬深く、夫である
ゼウスの数多くの浮気に対して、その相手の女性や子供達を迫害しています。
その代表的な例の一つが「
ヘルクレス」でしょう。彼はヘラの課した試練を次々とやりとげ、ギリシア随一の英雄となったのです。
また、彼女のお乳が「
天の川」となったというような話も伝わっています。英語で、「天の川」の事を、「ミルキーウェイ」というのもここから来ています。
ローマ神話では「ジュノー」となります。

アテナ

ゼウスの娘で、智恵の女神とも、軍神ともいわれ、アテネ市の守護神にもなっています。
母親の名がありませんが、
アテナの本来の母親メティスゼウスの子を孕んだ時、「その生まれた子は父親を殺すだろう」と予言されたため、その予言を恐れたゼウスメティスを丸ごと呑み込んでしまったためです。ところが、その後ひどい頭痛にさいなまれ、ヘパイストスゼウスの頭を斧で打ち割った所、産まれてきたのがこの女神です。
ローマ神話では「ミネルヴァ」となり、梟が聖鳥となっています.。

アポロン

ゼウスレトの間に生まれた双子の一人で、太陽の神であり、医術、音楽、詩や予言などをつかさどっています。
彼が建てた
デルファイの神託所は、ギリシア神話の中でも度々重要な予言を神話の英雄たちに告げています。
彼は永遠の若さを備えているだけでなく、弓などの武術にたけ、明晰な頭脳を持っており、ギリシアの人々の理想そのもをあらわしています。
ローマ神話では「アポロ」となります。

アレス

ゼウスヘラの息子で、戦いの神です。
同じ軍神とはいっても、
アテナとは異なり、血生臭さく殺伐としたイメージが強くなります。
ローマ神話では「マルス」となり、「
火星」の名前となっています。

ヘパイストス

ゼウスヘラの息子とも、アテナを産んだゼウスに対抗すべく、ヘラが一人で産んだ子供とも言われ、火の神、鍛冶の神となります。
生まれつき醜く、片足をひきずっていますが、その醜さ故に、生まれた直後に
ヘラにうとまれ、一度は捨てられたりもしていますが、その後復帰を果たしています。また、その妻はその醜さとは対照的な美の女神アフロディテとなっています。
彼は、
ゼウスの雷を始め多くの道具をつくり、神々や英雄達に与えています。
ローマ神話では「ヴァルカン」となります。

アフロディテ

ウラノスの屍が投げ込まれて出来た、海の泡の中から産まれた、美と愛の女神で、ヘパイストスの妻になります。
常に「
エロス(キューピッド)」を従え、人間だけでなく神々をも恋の虜にしてしまう事も度々で、神話中に度々登場します。
ローマ神話での「ヴィーナス」の名ならば聞いた事があるのではないでしょうか。「
金星」の名前になっています。

ヘルメス

ゼウスマイアの子で、伝令の神です。他に、盗賊達の守り神にもなっています。
神話中の英雄達の元にも度々姿を現し、その冒険の手伝いをしています。
ローマ神話では「マーキュリー」となり、「
水星」の名前になっています。

ヘスティア

クロノスレアの長女で、かまどの女神です。
家庭や団欒の守り神で、ほとんど神話中にも登場しません。

ポセイドン

クロノスレアの息子で、海洋を支配しています。三叉の鉾をかかげ、嵐を起こすなどして人々に恐れられていると共に、海で生きる人々の守り神でもありました。
時折、陸や空の支配権をめぐって他の神々との争いを引き起こしています。
ローマ神話では「ネプチューン」となり、「
海王星」の名前になっています。

デメテル

クロノスレアの娘で、大地と農耕の女神です。
おとめ座」のモデルにもなっています。

ハデス

クロノスレアの息子で、冥界を支配してます。
ローマ神話での「プルート」、「
冥王星」の名前になっています。

ディオニソス

ゼウスデメテルの息子で酒の神で、ヘスティアの代わりに十二神に加えられる事もあります。
かんむり座」の神話などに登場しています。
ローマ神話での「バッカス」になります。

星座にまつわる神話としてよく登場するのが、「ギリシア神話」です
その「ギリシア神話」には数多くの神々が登場します
その中から、まずは代表的な「ギリシア十二神」について簡単に紹介します
十二神といいながら...十三の神をあげているのは、「ヘスティア」のかわりに「ディオニソス」が加えられる事があるためです