Miku-nical「みくにかる」

冬の夜空には明るい星が多く、賑やかです。
中でも目立つのが、全天で最も明るい恒星(但し太陽を除く)シリウスでしょう。南の空中程よりもやや低く、青白い輝きをはなっています。このシリウスとともに「冬の大三角」を構成しているのが、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスです。
このベテルギウスと同じオリオン座で輝いている一等星がリゲルです。オリオン座の目印は、この対角上に並ぶ二つの一等星と真中の三ツ星になります。明るい星が多い冬の夜空でも、その形はくっきりと浮かび上がってきます。
そのオリオン座の足元に小さな星座のうさぎ座がちょこんと座っています。また、リゲルの近くから蛇行しながら南の空へと連なっているのが大河エリダヌス座になります。その最南端の一等星アケルナーは日本でも南の方でないと見ることが出来ません。
また、オリオン座と向かい合って角を大きくかざしているのが、おうし座です。その肩口には星がごちゃごちゃと集まっている星団、すばる(プレアデス星団)があります。そんなオリオンとおうしの闘いを見物しているのか、止めに入ろうとしているのか、すぐそばで見ているのが、一等星ポルックスと二等星カストルを頭とするふたご座と一等星カペラを戴くぎょしゃ座です。
以上のようにほとんどの星座に一等星がありますので、目印には困らない事でしょう。冬の寒空の下、見上げる星々は一層際立って見えるものです。

[ぎょしゃ座][ふたご座][おうし座][オリオン座][こいぬ座][いっかくじゅう座][おおいぬ座]
[うさぎ座][エリダヌス座][はと座]

*)星図のそれぞれの星座の名前の部分をクリックすると各星座の話にとぶ事が出来ます