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「
天津神
その2
(あまつかみ)
」
伊邪那岐・伊邪那美の両神が生み出した、もしくはこの両神の働きによって誕生した神々です
主に天照大御神を中心としています
■水蛭子/蛭児神(ひるこのかみ)
生まれてすぐ海に流されてしまった神で、「古事記」では子供の数には入れられていないものの、実際には伊邪那岐命と伊邪那美命の最初の子にあたります。
中世以降の呼名としての、「えびす」の名前の方が有名です。
祓戸四柱(はらえどよはしら)
■速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)/速秋津日命(はやあきつひこのみこと)
■速秋津日売神(はやあきつひめのかみ)/速開都比咩(はやあきつひめ)
伊邪那岐命と伊邪那美命が国生みに続いて生んだ山川草木の神々の中の夫婦神です。
河と海との接点である河口にかかわる神で、沫那芸神(あわなぎ)・沫那美神(あわなみ)と頬那芸神(つらなぎ)・頬那美神(つらなみ)、天之水分神(あめのみくまり)・国之水分神(くにのみくまり)、天之久比奢母智神(あめのくひざもち)・国之久比奢母智(くにのくひざもち)の八神を生んだとされています。
速秋津日売神は祓戸四柱の一神ともなっています。
■瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)
川瀬にいて、人々の穢れを海へと洗い流してしまう女神です。海へと持ち運んだ穢れは速秋津日売神により呑み込まれてしまいます。
■気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
瀬織津比咩神により海へと洗い流された罪穢れが速秋津日売神により呑み込まれると気吹戸主神が根の国に吹き払ってしまいます。その罪穢れを根の国で消失されます。
根の国とは黄泉の国と同意であり、世の中の凶事はすべて黄泉の国にはじまり、黄泉の国へと帰っていくと考えられたのです。
■速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)
瀬織津比咩神により海へと洗い流された罪穢れが速秋津日売神により呑み込まれると、この神が根の国に吹き払ってしまうといわれています。
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