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Miku-nical「みくにかる」
ー宇宙館ーつかさの星の部屋
　
「かに座」 Cancer(Cnc)
20時南中：
 3月26日 75度

黄道12宮の一つとして名前は結構有名ですが、星座自体はぱっとしません。 ちょっと明るい街中だと、もう姿を見る事すら出来ないのではないでしょうか。 しかし、「プレセペ」は写真に撮ると、割とよく写ってくれます。


「しし座」と「ふたご座」の間にある黄道12星座の一つです。
一番明るい星でも4等星と暗いのですが、ちょっと空の暗い所だと、4個の星に囲まれた中に、ぼんやりとしたしみのようなものを見る事ができます。
このしみは、散開星団M44「プレセペ」で、ちょうど「かに」の甲羅の部分になります。
中国ではこの「プレセペ」の青白い姿を人魂のようだとして「積尸気」と呼んで、魂が天に帰る場所として気味悪がっていたようです。
他方、インドではお釈迦様が生まれた時に、月がこの星座にあったという事で、めでたい星座としていました。
同じ星座でも、所が変わると見方も随分と変わってしまうものです。

かに座
α星「アクペンス」
β星「アルタルフ」
γ星「アセルス・ボレアリス」
δ星「アセルス・アウストラリス」


(線なし)

この「かに」はギリシャ神話に登場する大きな「お化けがに」です。
「ヘルクレス」の第2の冒険で、レルネアの沼地に棲む「ヒドラ」退治を行っていますが、その時に「ヒドラ」に味方しようとして一足で踏みつぶされてしまいました。
その心がけをよしとした、女神ヘラが、「ヒドラ」ともども天にあげたとされています。

更新日 2016/06/19

 

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