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Miku-nical「みくにかる」
ー宇宙館ーつかさの星の部屋
　
「さそり座」 Scorpius(Sco)
20時南中：
 7月23日 29度

夏の夜空を彩る代表的な星座の一つです。 すぐそばを流れる天の川やこのさそりに向かって矢をつがえている「いて座」などと共に、南の空を華やかにしています。南の空低い星座なので、南の空が明るいと少しみずらいかもしれません。


夏の代表的な星座の一つで、黄道12宮の一つでもあります。
南の空低くに輝く赤い一等星「アンタレス」を中心に、「S字」の形に星が並んでいる姿は、隣の「南斗六星」と共にすぐに見つけられると思います。

「アンタレス」の語源は「アンチ・アーレス」といって、「火星に敵対するもの」という意味があります。黄道に近い事から、赤い惑星「火星」が接近すると、その赤さを競い合うように見える事からつけられた名前です。
また、中国では「大火」と呼ばれており、その赤い輝きは洋の東西を問わず注目されていたようです。

さそり座
α星「アンタレス」
β星「アクラブ」
δ星「ジュバ」
σ星「アル・ニヤト」
λ星「シャウラ」
θ星「サルガズ」

この「さそり」は狩人「オリオン」を刺し殺したさそりだと言われています。

「オリオン」と月と狩りの女神「アルテミス」の恋仲に嫉妬した「アルテミス」の兄「アポロン」は、大地の女神「ガイア」の所へと行きます。そこで「アポロン」は、「オリオン」が容赦なく狩りをする為に、獣達がいなくなってしまうと訴えました。
それを信じた「ガイア」が送ったのが、この「さそり」です。
一説では、冒頭のようにこの「さそり」は首尾よく「オリオン」を刺し、その毒にさしもの「オリオン」も敢えなく息絶えてしまったのでした。

それために、星座となってからも「オリオン」はこの「さそり」が上がってくると静々と西の空へと逃げていき、同時にこの二つの星座が夜空に輝く事はないという事になっています。

更新日 2001/06/01

 

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