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この品陀の天皇の御子の若野毛二俣王(わかのけふたまたのおう)が、その母の妹の百師木伊呂弁(ももしきいろべ)、またの名を弟日売真若比売(おとひめまわかひめ)と結婚して生まれたのが、大郎子、またの名を意富富杼王(おほほどのおう)、忍坂(おさか)の大中津比売命(おおなかつひめのみこと)、田井の中比売(なかつひめ)、田宮の中比売、藤原の琴節(ことふし)の郎女、取売王、沙禰王(さねのおう)の七人です。
意富富杼王は、三国の君、波多の君、息長(おきなが)の君、筑紫の米多の君、長坂の君、酒人の君、山道の君、布勢の君らの祖先です。また、根鳥の王が庶妹三腹(みはら)の郎女と結婚して生まれたのが、中日子王(なかつひこのおう)、伊和島王です。また、堅石王(かたしわのおう)の子は久奴王(くぬのおう)です。

この品陀の天皇は、享年130歳。甲午の9月9日に亡くなりました。陵は河内の恵賀(えが)の裳伏(もふし)の岡にあります。